「怒り」がスーッと消える本 水島広子著 に学ぶ、怒りの2次災害防止法 ①怒りを感じることは悪いことではない。

あなたの心にあかりを灯し、やさしさを育む本を紹介するブログで初回に紹介するのは、
「怒り」スーッと消える本 水島広子著 
https://www.amazon.co.jp/dp/B00NN28IJC/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
です。

なぜこの本を紹介するのか。
それは、怒りが引き起こす問題がとても大きいと感じるからです。

怒りを感じて、衝動的に行動すれば傷害や殺人事件にまで発展してしまいます。
(先日の元日馬富士の騒動がそうです)
また、怒りを引きずっていると、うつ病などにもつながる危険性が高まります。

私自身、この本を読んで怒りを引きずることができなくなってしまいました。
引きずることを努力して止めているのではありません。
できなくなってしまうのです。

読んでいただければそれをよく実感していただけると思うのですが、今回を含め、3回シリーズでその概要をお伝えしていきます。

お伝えしていく流れは
第1回(今回) :怒りを感じることは悪いことではない。
第2回 :「役割期待」のずれを解消しよう。
第3回 :「今」に集中しよう。
です。

それでは以下より、今回のテーマについて私の体験や所感を含めてお伝えしていきますね。

 

 

第1回【怒りを感じることは悪いことではない。】

この本を読んでも、全く怒らなくなる人に変われるわけではありません。
なぜか。
精神科医である著者の水島さんは、「あらゆる感情には意味がある。」と説きます。

例えば熱いやかんに触れたとき、熱さという感覚を感じなければ火傷してしまいます。
感情も感覚に似ていて、何かを教えてくれるもの。
怒りという感情は、何か不利益なことを押し付けられている、あるいは自分が期待していることをしてくれない、など見過ごすと困った状態になることに気づかせてくれます。


水島さんは、
「怒りのこうした役割を知ることが、怒りをコントロールする第一歩となる。」
と教えてくれています。


私自身、怒りを感じること自体が自分の未熟さのあらわれなのではないか、と思ってしまうことがありました。
そのため、怒りを感じてもそれを押し殺してしまったり、無意識のうちに怒りの感情を無視してしまっていました。
結果、そこでは怒りをやり過ごせたとしても、あとで怒りがぶり返すこともありました。


この本を読んでから、怒りを感じたとき、落ち着いて、なるべく客観的にニュートラルにそれを感じるようになりました。
そうすると、ちゃんと相手にしてほしいことを伝えるなど、適切な処置をとるようになってきています。

 

「怒りを感じることは悪いことではない。」
これを知っているだけでも、少し毎日を楽に楽しく過ごせるようになるのではないでしょうか。

 

次回は「役割期待」のずれを解消しよう!をお届けします